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PSR(株価売上高倍率)とは?赤字・高成長株の評価に使う指標

PSR(株価売上高倍率)は、時価総額が売上高の何倍かを示す指標で、赤字や高成長の企業評価に使われます。 計算式、使いどころ、PER との違い、注意点を整理します。

編集: Zaimiru 編集部 ・公開日: 2026-06-07 ・最終更新日: 2026-06-07 ・編集方針計算ロジック訂正履歴

PSR とは

PSR は株価売上高倍率の略で、時価総額が年間売上高の何倍まで評価されているかを示すバリュエーション指標です。

利益が出ていない(赤字の)企業や、先行投資で利益が小さい高成長企業の評価に使われます。

PSR の計算式

PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高 または PSR = 株価 ÷ 1 株当たり売上高(SPS)

たとえば時価総額 1,000 億円・売上高 500 億円なら、PSR は 1,000 ÷ 500 = 2.0 倍 です。

PSR が使われる場面

PER は当期純利益がプラスでないと計算できません。そのため次のようなケースで PSR が補完的に使われます。

  • 赤字でまだ利益が出ていないグロース企業
  • 先行投資(広告・研究開発)で意図的に利益を抑えている SaaS・IT 企業(IT・SaaS 業界の財務指標
  • 利益のブレが大きく PER が不安定な企業

PSR の目安

PSR の標準水準は業種・成長率・利益率で大きく変わるため、絶対的な目安はありません。

  • 1 倍前後以下: 成熟・低利益率の業種では珍しくない
  • 5〜10 倍以上: 高成長 SaaS などで付くことがあるが、成長鈍化時の下落リスクが大きい
  • 同業・同程度の成長率の企業同士でのみ比較する

PER・PBR との違い

  • PER: 利益ベース。収益力を直接反映するが赤字だと使えない
  • PBR: 純資産ベース。資産の裏付けを見る
  • PSR: 売上ベース。利益が出る前の段階でも評価できるが、売上が利益につながる保証はない

注意点

  • 売上が大きくても赤字が続けば企業価値にはつながらない(利益率を必ず併せて確認)
  • 売上の質(継続課金か一過性か)が PSR では区別できない
  • 低 PSR でも利益率が構造的に低い業種では割安とは限らない

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よくある質問

PSR とは何ですか?

PSR は株価売上高倍率の略で、PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高 で算出します。時価総額が売上の何倍まで評価されているかを示し、赤字や高成長の企業評価に使われます。

PSR はどんなときに使いますか?

当期純利益が赤字で PER が計算できない高成長企業や、先行投資で利益を抑えている SaaS・IT 企業の評価に使われます。利益が出る前の段階でも売上ベースで割高・割安を比較できる点が特徴です。

PSR は何倍が割安ですか?

業種・成長率・利益率で標準水準が大きく異なるため、絶対的な目安はありません。同業・同程度の成長率の企業同士で比較するのが基本で、低 PSR でも利益率が低い業種では割安とは限りません。


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